「ロールストランド」は1726年にスウェーデンのストックホルムで誕生しました。
当時のヨーロッパは白磁制作に成功している例が少なく、貴族の間で大流行していた白磁を国内生産することは各国の目標でした。
こうした中、経済復興も兼ねて誕生したのがロールストランドだったのです。
創業者はドイツのヨハン・ウルフ。
創業当初は東洋的なデザインを主流にしていたロールストランドでしたが、時代の流行に合わせてさまざまな商品を展開し続けています。
ちなみに現在のロールストランドは北欧的なデザインが主流となっており、多くの北欧雑貨ファンを魅了しています。
そんなロールストランドの食器は、プレゼントや自分へのご褒美にも大人気。
しかし、中には
「もらったけど、使っていない……」
「そろそろ処分を考えている」
という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで今回、ロールストランドの食器の中で特に高価買取が期待できる人気シリーズをご紹介したいと思います。
おすすめの売却方法についてもお伝えしているので、ぜひ最後までお付き合いください。
高価買取が期待できるシリーズについて
陶器ブランドの中では、比較的リーズナブルに購入できるロールストランドの食器ですが、一部の廃盤品、品薄状態の商品などにはプレミア価格がつくといいます。
ここでは『モナミ』、『オリンピア』、『アネモン』、『エデン』といった人気シリーズの特徴を解説していきたいと思います。
モナミ
デザイナーはスウェーデンのマリアン・ウェストマン。
ロールストランドのベストセラーといわれているシリーズで、現在インターネットでも購入が可能となっています。
現行品(現在インターネットや店頭で購入できるもの)の場合、定価より高い買取は難しいといわれていますが、ヴィンテージ品となれば高価買取の対象となります。
オリンピア
1930年代に制作された『Olympia(オリンピア)』。
80年以上前に流行した「モダンテイスト」が取り入れられており、アイボリーを基調とした陶器にはオレンジとグレーのライン、そしてアクセントとして引かれた黒のラインが非常におしゃれな印象を与えてくれます。
中古以上でも品薄状態が続いていることから、こちらも買取額が期待できそうです。
アネモン
1958年に廃盤となった人気シリーズ『ANEMON(アネモン)』。
白い陶器にブラウン一色でアネモネが描かれているこのシリーズは、現在でも大変人気がある商品です。中古市場でも見かけることがありますが、欠品や品切れが続いていることもあり、売却した場合は高い値がつけられるといわれれています。
エデン(ヴィンテージ品) 旧約聖書に出てくるアダムとイブが食べてしまった “禁断の実“、リンゴを大胆に描いたシリーズです。 こちらは1972年に廃盤となりましたが、人気のあまり現在再販売が行われています。 食器コレクターの中では1952年~1987年に発売されたヴィンテージ品が人気だといわれており、高価買取が見込めるといわれています。 まとめ
ロールストランドの食器を売却する場合は査定士が在籍している買取業者を利用するのがおすすめです。
最近、
・フリマアプリやオークションサイトなどに出品する
・リサイクルショップに売る
という方法を選ばれる方が多いようですが、これらの方法はあまりおすすめできません。
理由は、専門知識を持っている人が査定を行っていない為、ヴィンテージ品などの価値を見極められず、安値で買い取られてしまうことも多いからです。
つまり、少しでも高く売りたいのであれば、知識と実績が豊富な買取専門店がおすすめ。
インターネットで検索すると買取業者の比較ランキングや口コミサイトがたくさん出てきますので、こうしたサイトも参考にしてみてください。