ノリタケは、1916年に名古屋で設立された日陶商会が起源となっています。名古屋での発足だった日陶商会は組織の変更と共に本社を東京へと移します。
しかし、関東大震災の影響や経験から、東京一極集中だった状態から様々な地方で陶器商会を発足させ各地で陶器を販売するようになっていきました。
その後も各地での発展をとげ1964年の4月に販売していた食器ブランド「ノリタケ」を取った株式会社ノリタケへと改名します。
起源となる日陶商会からさまざまな組織変更や改名の末、ノリタケは生まれたのです。
ノリタケの食器が持つ最大の特徴は、食器に施された装飾です。アール・ヌーヴォーなどの美術様式を取り入れたと言われている、図案は日本人デザイナーによるものです。
白い陶器に施された金と華やかな色、そして繊細なタッチのデザインはまるで絵画。
1890年代後半から第二次世界大戦終わりにかけて輸出されたノリタケの食器は「オールドノリタケ」と呼ばれ、現在もコレクターに高い人気を誇っており高額の買取に期待できます。
高額買取に期待できる人気シリーズについて
ノリタケが販売する食器シリーズはアートコレクションやボーンチャイナ、ファインポーセレンなど豊富にありますが、高額買取に繋がるシリーズとしては「マスターピースコレクション」と前述の「オールドノリタケ」の2種が基本となります。
どちらも高額買取に期待できますが、食器の状態やセット商品の場合はそろっているかどうかによって価値が大きく変わってしまいます。買取依頼を行うことを考えている場合は、汚れや傷をつけないように保管することが重要です。
マスターピースコレクション
ノリタケのマスターピースコレクションは、ノリタケの持つ技術の粋を結集し妥協を完全に排除した最高品質のシリーズです。
マスターピースコレクションは「Queen’s Garden」、「金銀彩鳳凰文」の2種ありQueen’s Gardenは29ピースのティーセット、金銀彩鳳凰文は24ピースのティーセットとなっています。
Queen’s Gardenはその名が示す通り、女王の庭をイメージした美しい花々が咲き乱れる高貴な庭の如く優雅で煌びやかな装飾、そして洗練されたフォルムで多くの人を引き付けています。
一方の、金銀彩鳳凰文は鳳凰をモチーフとして移ろいゆく四季が表現されています。白磁の白に金と銀の装飾という洗練されたデザインで色数は多くないものの、光の当たり方によって輝きが変化するため見るものを飽きさせない食器といえるでしょう。
マスターピースコレクションはどちらも非常に高額で買取を行ってもらえますが、どちらもセットの食器であるという点には注意しておく必要があります。
ピースが全て揃っているか?それぞれの保存状態が良いのか?といった部分が注目されやすいので、保管しておく場合にはそうした部分にも注意しておく必要があります。
オールドノリタケ
マスターピースコレクションと共に、高額で買取されるのが「オールドノリタケ」です。
オールドノリタケはそもそも、シリーズの名称ではなく先述したように作られた時期によって呼ばれます。
また、オールドノリタケが作られていた時期によってアールヌーヴォーを取り入れていたり、アールデコの様式を取り入れていた時期というように、作られた時期によって影響を大きく受けている様式が違います。
オールドノリタケは100年近く前の食器が対象となるため、買取価格は保存状態などの影響をより大きく受けます。
ノリタケの買取に適したサービス(方法)は?
高額買取が期待できるマスターピースコレクション、オールドノリタケ共に、店頭、宅配共に持ち運びの間に破損してしまうリスクがあるため適した買取方法は出張買取です。
食器買取の買取金額は食器の保存状態などに大きく左右されてしまうからこそ、買取価格を自ら下げる可能性がある店頭や宅配買取を避けるようにしましょう。
福ちゃんならノリタケの買取実績も豊富で、電話一本で査定の依頼や買取の相談を行えるのでオススメです!