ギフトや引き出物などで頂いたものは趣味が合わない、高級そうなので使いにくい、既に愛用しているものがあるなどの理由から食器棚などに眠っているコーヒー(ティー)カップがあり、その売却を検討されている。
しかし、せっかくなら高く買い取って欲しい、売却前に価値だけ知りたい、少し傷があるけど買い取ってもらえるのか、などといった疑問や不安をお持ちではないでしょうか？
このページではカップを売却するにあたり注意すべき点や高額が付きやすいカップの特徴、買取を断られてしまうケース、具体的な売却方法の紹介などをさせていただきます。
付属品やセットものに不足分はないか要チェック！
カップはソーサーやティーポット、シュガーポットなどとセットで販売されていることは珍しくありません。
単体で売却するより欠品の無いフルセット品の方が高額となりやすいです。
そのため、セット品でありながらソーサーやポットが欠けている、または数が足りない場合は自宅に足りない分がどこかにないか探し、可能な限りフルセット、またはフルセットに近い状態に近づけるようにしましょう。
また、箱などの付属品の有無も買取金額に影響を与えることが多いため、付属品も揃えた上で査定に出すのが望ましいです。
長年使用しておらずホコリや汚れがある場合は、見た目を少しでもキレイにすることで買取金額が上がる場合もあるため、軽くお手入れを行うことをおすすめします。
しかし、お手入れの際は柔らかい布を使い、力を入れすぎ傷などを付けないよう注意しましょう。
フルセットはあくまで望ましいという状態ですので箱がない、セット品が揃っていないからといって買取そのものを断られてしまうケースは少ないと思います。
人気ブランドのカップであれば高額買取に期待
カップに高額が付くかどうかの要素は「ブランド」と「状態」です。
カップには人気の高いブランドがあり、売却予定のものが人気ブランドであり傷や汚れのない状態の良いものであれば高額買取に期待が持てます。
では、人気のブランドをいくつか紹介します。
ウェッジウッド…1759年に設立されたイギリスのブランドです。ワイルドストロベリーやフロレンティーン、バタフライブルームなど様々なシリーズがあり最高級の陶器として自分用だけでなく、ギフトとしても高い人気があります。
ロイヤルコペンハーゲン…1775年に設立されたデンマークのブランドです。世界一豪華なティーセットとされるフローラダニカや日本でも高い人気があるブルーフルーテッドなどを製造しています。
マイセン…1710年に設立されたドイツのブランドです。ヨーロッパで初めて磁器を作ったとされており、成形から絵付けまですべて手作業で行い同じものは２つとないとも言われています。美しい白磁が特徴であり、世界中で高い人気があります。
買取金額を左右するもう1つの要素は状態です。
汚れや傷がないものであれば問題ありません。
しかし、大きな傷や欠けなど破損が目立つものであれば人気ブランドであっても買取を断られてしまうことがあります。
汚れであれば自分でキレイにすることもできるかもしれませんが、破損している箇所はそのままにしておくことをおすすめします。
その理由ですが、修復を行うとかえって価値を下げてしまうことがあるからです。
仮に見た目ではわからないレベルで修復したとしても、売却時に修復していることを伝える必要がありますし、黙っていた場合は後々のトラブルに繋がる可能性が高いです。
また、プロの鑑定士などの目をかいくぐることはできないと思っておいて良いでしょう。
買取を断られるケースで多いものは使用済み(中古)であるということです。
こちらも状態により金額や買取の可不可が変わりますので、売却前に確認しておく必要があります。
カップを高く売るための方法は？
高く売ることだけを考えた場合はオークションやフリマアプリなどが挙げられます。
オークションは複数の買い手がおり競り合いが起これば、金額が上がっていく可能性があります。
フリマアプリに関しては販売価格を自分で設定するため、相場より高く売れることがあります。
しかし、オークションですと買い手が少ない場合は相場よりも安く落札されるおそれがあります。
また、出品手数料が落札価格から引かれるため、想像以上に手元に残るお金が少なくなる可能性もあります。
フリマアプリだと買い手が全く付かないという可能性もありますし、出品を行う手間や出品中の対応、落札時の手数料や発送料なども発生します。
カップを売却する他の方法は食器の買取業者やリサイクルショップに依頼することです。
最近では宅配買取や出張買取のサービス行っていることも多く、家から出ることなく査定や売却を進めることができる点は大きなメリットです。
しかし、食器買取業者はブランド食器の買取を主としているため、ノーブランドや状態の悪いものは買取を断る場合もあります。
そのため、リサイクルショップとうまく使い分ける必要があります。